原子力規制委員会は27日、九州電力玄海原子力発電所(佐賀県)の構内で26日午後9時ごろ、ドローン3機の飛行が確認されたと発表した。「原子力施設の運転に影響を及ぼす恐れがある核物質防護情報」が九電から通報されたが、設備に異常は無かった。ドローンは27日午前0時の時点で敷地内では見つかっておらず、捜索が続いている。
玄海原発は現在、1、2号機は廃炉作業中、3、4号機は運転中。4号機は27日午前2時半から、従来の定期検査に向けて出力降下を始める。規制委は「全号機で設備に影響を及ぼす異常情報は入っていない」としている。
ドローンは原発上空や無許可での夜間の飛行は原則として禁止されている。【木許はるみ、小川祐希】
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