俳優の横浜流星が主演を務めるNHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の第28回「佐野世直大明神」が27日、オンエアされた。福原遥演じる誰袖花魁が呪詛する場面もあり、大河ドラマで2年連続の〝呪詛シーン〟と話題になった。
城中で田沼意知(宮沢氷魚)が佐野政言(矢本悠馬)に斬られ、志半ばで命を落とし、政言も切腹する。後日、市中を進む意知の葬列を蔦重たちが見守る中、突如、石が投げ込まれ、誰袖は棺をかばい駆け出す。
一転してつらい立場に追い落とされた誰袖は一時、自らの命を絶とうとさえするが、そんな誰袖が選んだ道は呪詛だった。蔦重の前に、誰袖のお目付け役である志げ(山村紅葉)が現れ「一緒に来てほしくてさ」と泣き崩れる。蔦重が誰袖のもとを訪ねると、部屋に結界を張り巡らして、呪文を唱えている誰袖がいた。呪詛する相手を志げは「佐野や、その親兄弟のようだよ」と説明する。
蔦重は誰袖に「なあ、敵討つ良い手を思いついたから、そんなことするな。悪いのは佐野で雲助(意知)様は悪くねえって」。志げも「人を呪わば穴二つ。そんなことするとその身に返ってくるんですよ」と誰袖を止めようとする。
誰袖は息を切らしながら「敵を討ち、おそばに行くのでありんす。2人で悲願の桜を楽しみんす」と呪詛を続けた。
誰袖の呪詛シーンにSNS上でも「まさか、今年も呪詛を見るとは」「大河ここのところ呪詛が好きだな」と大きな反響が。昨年も大河ドラマ「光る君へ」で、三浦翔平が演じた藤原伊周が見せた呪詛シーンが「鬼気迫るものがある」と話題になった。
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