桂春蝶がペリリュー島創作落語 平和への祈り、1時間40分の大作

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 落語が届けられるのは、笑いや人情のぬくもりだけではない。上方落語の桂春蝶は、2013年から続ける「落語で伝えたい想い」と題した創作落語のシリーズで、特攻隊やひめゆり学徒隊などを題材に生命の尊さを問い続けてきた。9日に大阪・心斎橋パルコの「SPACE14」で開く独演会では、太平洋戦争で日米が激戦を繰り広げたパラオ・ペリリュー島を舞台にした新作「パラオの星」を披露する。

 パラオは西太平洋の島国で、太平洋戦争中、日本の統治下にあった。ペリリュー島では約2カ月に及ぶ激戦の末、日本側は約1万人が戦死した。物語では、旧日本軍守備隊を率いた中川州男大佐らの語りを通じて、戦争で失ったものや未来に託した非戦と平和への祈りを描く。

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