
28日に開幕する第96回都市対抗野球大会。全国12地区の厳しい予選を突破してきた代表チームの主役候補を紹介します。2回目は近畿第1代表で、11年連続36回目出場の大阪市・NTT西日本で2年目の成瀬脩人内野手(24)。プロ注目の右の好打者に迫りました。
都市対抗野球大会の出場チームの主役候補を紹介する過去の記事は以下から読めます
・「海のように広いところも任される人に」トヨタ自動車・熊田任洋
力強さ増した打撃
右打席から逆方向の右中間へ伸びる打球が成長した姿を物語る。
1点勝負となった第1代表決定トーナメント準決勝のパナソニック戦。両チーム無得点で迎えた七回に放った決勝点の適時二塁打は、持ち味である右方向への当たりだった。
数字には表れない状況に応じた打撃も光った。
日本生命との第1代表決定戦は2点を勝ち越された延長十回裏、先頭で打席が回ってきた。無死一、二塁から始まるタイブレーク。「ヒットでつなごう」としたが、2球で追い込まれると「最低限の仕事を」と意識を変え、冷静に相手バッテリーの配球を読んだ。
「(長打のある)内角には攻めてこないだろう」と目付けを外…
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