2026年度前期連続テレビ小説「風、薫る」出演者発表第3弾

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「風、薫る」ロゴ
「風、薫る」ロゴ / ※提供画像

見上愛と上坂樹里が、W主演を務める2026年度前期連続テレビ小説「風、薫る」の新たな出演者が発表された。第3弾の出演者発表で明らかになった水野美紀ら、新しく発表された出演者総勢14名ならびに、ロゴデザインを手がけた清水彩香氏、制作統括の松園武大チーフ・プロデューサーらがコメントを寄せた。

■激動の時代を生きた二人のナースの“バディ”作品

本作は、「明治のナイチンゲール 大関和物語」(著:田中ひかる)を原案とし、吉澤智子が脚本を担当し大胆に再構成。看護師という職業の確立に大きく貢献した2人の実在した女性をモチーフに、激動の時代を生きたナースとその仲間たちの波乱万丈の物語として描かれる。

■「風、薫る」あらすじ

明治18(1885)年、日本で初めて看護婦の養成所が誕生したのを皮切りに、次々と養成所が生まれた。物語の主人公・一ノ瀬りん(見上)と大家直美(上坂)は運命に誘われるようにそのうちの1つに入所する。

不運が重なり若くしてシングルマザーになった”りん”と、生まれてすぐ親に捨てられ、教会で保護されて育った直美。養成所に集った同級生たちは、それぞれに複雑な事情を抱えていた。

手探りではじまった看護教育を受けながら、彼女たちは「看護とは何か?」「患者と向き合うとはどういうことか?」ということに向き合っていく。

りんと直美は、鹿鳴館の華といわれた大山捨松や明六社にも所属した商人・清水卯三郎らと出会い、明治の新しい風を感じながら、強き者と弱き者が混在する“社会を知り、刻々と変わり続けていく社会の中で“自分らしく幸せに生きること”を模索していく。

養成所卒業後、二人は同じ大学病院で“トレインドナース(正規に訓練された看護師)”としてテデビュー。まだ理解を得られていない看護の仕事を確立するために奮闘の日々を送っていたが、りんは程なくして職場を追われることに。一方、アメリカ留学を夢見る直美は渡航直前に思わぬできごとに巻き込まれてしまう。

やがて、コレラや赤痢などさまざまな疫病が全国的に猛威をふるい始め、一度は離れ離れになった二人が“最強のバディ”となって、疫病という大敵に立ち向かう…というストーリー。

■水野美紀(りんの母:一ノ瀬 美津)コメント

今回の出演、とてもうれしく思います。大きな変化の中にある時代をたくましく生きる人物を演じる事で得られるものはとても大きいと感じています。現代からの視点で見れば、「風、薫る」で描かれる明治時代は、物理的にはとても不便で、社会的な抑圧もとても強くて精神的にも辛い事が多い。だけど渦中の人物たちにはそれが当たり前で、目の前の苦難を一つひとつ、歯を食いばって乗り越えていくしかない。だけどそれが不幸で現代を生きる我々は幸せかと言えば、全く言い切れない。生きる力とは何か、幸せとは何か、切実に己に問いかけながら、脚本を読み進めています。役の悲しみ、苦しみ、喪失、迷い、怒りを噛み締めながら、そんな中にでも訪れる幸せな一瞬一瞬、笑い合える瞬間の喜びを一つも取りこぼさないよう、視聴者の皆さんに届けたいと思っています。

水野美紀
水野美紀 / ※提供画像

■早坂美海(りんの妹:一ノ瀬 安)コメント

今回「風、薫る」という作品に参加できることを心から光栄に思います。私が演じる一ノ瀬安は、家族を明るく照らす存在でありながら、まだ幼さや繊細さも残る女の子です。小さいころから憧れていた朝ドラの世界に、自分が飛び込めることが夢のようで、ドキドキとワクワクでいっぱいです。画面の向こうのみなさんにも、吹き抜ける風のように、この物語が届きますように。一瞬一瞬を大切に、精いっぱい演じさせていただきます。

早坂美海
早坂美海 / ※提供画像

■小林隆(一ノ瀬家の元陪臣:中村 義正)コメント

7年ぶり3度目の朝ドラ出演を控え、胸が高鳴っております。演ずる「中村義正」は近隣では珍しくいち早く洋装を取り入れた人物である一方、言葉遣いは語尾に「ござる」が未だに残る“新しい時代・旧い時代、どっちの人間なんだ!?”とツッコミを入れたくなる人。そんな人間像をイキイキと演じることができるよう、スタッフやキャストの皆さんとともに明るく楽しい現場にしたいと思っております。撮影開始が待ち遠しくて仕方ありません。

小林隆
小林隆 / ※提供画像

■小林虎之介(りんの幼なじみ:竹内 虎太郎)コメント

虎太郎は、心から純粋な男の子で、自分より相手を優先する優しさを持っています。それ故に自分の気持ちにブレーキを踏んでしまうことも多く、気付いたときには取り残されていたり。そんな虎太郎が朝ドラの中でどういう人生を送っていくのか、いちばん近いところで見守っていけたらなと思います。

小林虎之介
小林虎之介 / ※提供画像

■つぶやきシロー(虎太郎の父:竹内 之宣)コメント

すでにセリフは入っています。どうせ一言二言だろって、量の問題ではないのです。美味しい唐揚げは、2度揚げするといいます。ですので、私も一回忘れて、もう1度セリフを入れ直します。何の不安もございませんが、唯一栃木なまりが不安なので、方言指導を誰よりもみっちり受けたいと思います。

つぶやきシロー
つぶやきシロー / ※提供画像

■岩瀬顕子(虎太郎の母:竹内 栄)コメント

多くの方に長年親しまれてきた朝ドラに出演できることを、心から光栄に思います。今回は私の故郷・栃木県での撮影、そして慣れ親しんだ栃木ことばで演じられることに、特別な喜びを感じています。地元の美しい自然や人々の温もりに包まれながら、視聴者の皆さまの心に深く響く作品となるよう、心を込めて演じさせていただきます。栃木の魅力とともに、この物語を全国へお届けできるのがとても楽しみです。

岩瀬顕子
岩瀬顕子 / ※提供画像

■三浦貴大(りんの縁談相手:奥田 亀)コメント

亀吉役で参加させていただくことになり、大変うれしく思います。物語の序盤からりんを取り巻く一人として重要な役ですのでプレッシャーも感じています。それと同時に、亀吉という人物の内面を、脚本にない部分まで作り演じていくことは楽しみでもあります。現代から見れば、時代設定的に価値観がかなり違うので苦労するとは思いますが、視聴者の皆様に楽しんでいただけるように、全力で演じていきます。

三浦貴大
三浦貴大 / ※提供画像

■根岸季衣(亀吉の母:奥田 貞)コメント

私の母は現在95歳で健在で、自分の身の回りだけでなく週末には2世帯住宅の孫夫婦の昼食を作ったりと、元気いっぱいに過ごしてくれています。週1回通っているケアセンターではいくつか並んでいるテレビが一斉に朝ドラを放送しているらしく、私が「今度、朝ドラ出るよ」と伝えたら、「今から放送を楽しみにしています。これ以上の親孝行はない」と私も出演できるのが、ありがたくうれしいです。

根岸季衣
根岸季衣 / ※提供画像

■大島美幸(うなぎ店の女将)コメント

小さい頃から、家族で夢中になって見ていた朝ドラに出演させていただけるなんて、夢のようです。天国のじいちゃん、ばあちゃんが泣いて喜びます。しかも生まれ育った、“大田原”が舞台。大田原の「ふるさと大使」でもあるので、全力でやらせていただきますし、全力で宣伝させていただきます。大田原市民の皆さんの喜ぶ顔が見られるのが、今から楽しみです。水がきれいで米がうまい大田原!全国の視聴者の皆さま、是非“大田原”に遊びに来てください!

大島美幸
大島美幸 / ※提供画像

■義達祐未(和菓子店の女将)コメント

出演のオファーをいただいたとき、人生とはなんと予想外なのだろうと思いました。10年ぶりの朝ドラ出演、戸惑いながらもワクワクしています。時代や運命に振り回されながらも目の前のことに真剣に対峙して、そこから目指すべき道を見出していく。この題材は、今を生きる私たちにも多くを語りかけるものでしょう。今回は、疫病の時代を生き抜く主人公の人生の分岐点、大切な1シーンに立ち会わせていただきます。感謝しながら精一杯向き合いたいと思います。

義達祐未
義達祐未 / ※提供画像

■たくや・かずや(柴田屋・松永屋)コメント

たくや:「え?本当ですか?双子の登場人物いるんですか?」最初にこの出演依頼をいただいたときのリアクションです!完全に見る専門だと思っていた連続テレビ小説に出ることができるなんて!しかも地元栃木県が舞台のドラマに出演できることへの驚きと緊張とうれしさで胸がいっぱいです。とりあえず、父や祖父の話し方を思い浮かべて、栃木なまりを完璧にするところから役作りをしていこうと思います。あ!僕らが双子役かどうかは見てのお楽しみです。笑

かずや:まさか僕たちが連続テレビ小説に出演できるなんて、ちょっと!ちょっとちょっと!!ビックリです。朝ドラ大好き双子の僕たちは仕事に向かいながらその日の朝ドラの会話で盛り上がっています。今回の「風、薫る」は主人公が栃木出身で僕たちと同郷なので大注目していました!演技経験は少ないですが、自分たちの個性を出しながら舞台となる明治時代の風景になじめるようにがんばります。出演しながら主人公たちの生き様を全力で応援したいと思います。

ザたっち
ザたっち / ※提供画像

■原田泰造(直美を見守る牧師:吉江 善作)コメント

まさか自分に牧師の役がくるなんて想像したこともありませんでした。吉江は、誠実ながらも少し頼り甲斐のない真面目な印象で、無償の愛を持っている人だと思います。そんな吉江を演じられるのが今からすごく楽しみです。吉江のセリフを通して、誰かの心が軽くなる瞬間があったらなぁと思います。直美役の上坂さんとは前に親子役で共演したことがあるので、今回また一緒にできてうれしいです。朝のひと時、ぜひ一緒に温まりましょう!

原田泰造
原田泰造 / ※提供画像

■北村一輝(りんの父:一ノ瀬 信右衛門)コメント

親という存在、その価値観や考え方は、想像以上に子どもの人生に大きな影響を与えるものだと、日々感じております。りんというすばらしい娘が、明治の激動の時代を強く生き抜いていけるよう、セリフを超えた何かを届けられたらと思っております。そして本作が皆さまの心に深く届くよう、誠実に作品と向き合ってまいります。

北村一輝
北村一輝 / ※提供画像

■清水彩香氏:ロゴのデザインにあたってのコメント

激動の風に吹かれて奔走しながらも、りんと直美が手を取り合い、困難を切り拓いていく姿を想像する中で、優しく有機的なイメージと、戦いながら意思を刻みつけていく凛としたイメージがリンクしていきました。彫刻刀で彫られた木版印刷時代の書体をもとに、りんと直美の精神を形にしています。検証したデザインの決定に至っては、制作陣のみなさまから、トップダウンではない方法で決定したいと希望があり、さまざまな方の意見を聞きながら平等に議論していきました。みんなで考えていくことは時間も労力もかかりますが、二人への敬意をこめたプロセスを踏むことができたと感じられる、すばらしい機会でした。

清水彩香氏
清水彩香氏 / ※提供画像

■制作統括 松園武大チーフ・プロデューサーコメント

一ノ瀬りん、大家直美、二人の主人公の家族やとても身近な人たち、そして、りんの故郷である栃木県那須地域ゆかりの人々を演じていただく方々を発表しました。多彩で魅力あふれるキャストの皆さんが、脚本の吉澤智子さんが紡ぐ人物たちにどんな息吹を吹き込んでくださるのか、日々想像してはワクワクしています。清水さんのロゴを初めて見た時、殺風景な会議室に風が吹いたように感じました。たっぷりと風を受けながら、地を踏みしめて前に進む。そんな、りんと直美の意思を感じられるロゴです。気が付けばすっかり暑い季節になり、撮影開始まで間もなくとなりました。放送はまだ少し先ですが、後もまだまだ新しい発表が続いていきますので、どうぞご期待ください。

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