嵐の櫻井翔が主演を務める、日本テレビ系ドラマ“占拠シリーズ”第3弾『放送局占拠』(毎週土曜 後9:00)の第5話が、9日に放送された。武装集団「妖(あやかし)」のリーダー「般若」の素顔が明らかになった。
櫻井が武蔵三郎を演じる“占拠シリーズ”は2023年『大病院占拠』、24年『新空港占拠』と続編が制作され、今作は3作目となる。占拠シリーズの醍醐味は、面で顔を隠した武装集団から次々に突きつけられる要求と、迫りくるタイムリミット。物語が進むにつれて、犯行の動機、犯人たちの素顔が明らかになる。しかし、明らかになればなるほど、隠されていた真実は深い謎を刻む。息もつかせぬ“どんでん返し”からの“どんでん返し”というスピード感のある展開が話題となった。第3弾の今作も、一瞬も気の抜けない完全オリジナルのタイムリミット・バトル・サスペンスとなる。
※以下、ネタバレあり。
武装集団・妖(あやかし)のリーダー般若が、ついに面を脱いだ。その正体が武蔵三郎の妻・裕子(比嘉愛未)の弟で、武装集団に拉致されたと思われていた刑事の伊吹裕志(加藤清史郎)だった。一同は、衝撃のあまり言葉を失う。
素顔の解禁に際し、加藤は「台本を頭に入れることがこんなにも大変だったのは、多分これまでの人生で初めてでした。“伊吹裕志”という名前にもある通り、強く高い志を持つ彼がなぜ人間を捨て、般若となる覚悟を決めたのか」と、刑事と般若の2役、そして時系列が交錯するシーンを演じる苦悩とやりがいを語った。
【コメント全文】
■加藤清史郎(般若役)
台本を頭に入れることがこんなにも大変だったのは、多分これまでの人生で初めてでした。これは意図せずに毎度やっている癖なんだなと気付きましたが、台本を読み返したり覚えたりする際、自分の出ている場面をひと通り読み終わって次の場面に移った時、そのシーンは読むのを飛ばしがちなんですよね。基本的にそこに(自分)は出ていないので。でも、いるんです。そこにも、同一人物が違った名前で(笑)。
ページをめくるごとに、伊吹、般若、伊吹、伊…。般若、般若、伊吹、般若、伊吹。加えて時系列まで、1ヶ月前、現在、現在、現在、数ヶ月前、現在、数年前、数ヶ月前、現在。みたいな感じで…。その都度その都度、この時の伊吹は…?と…。
監督をはじめとするスタッフの皆さまと、コミュニケートしながら挑む撮影の日々。ここで、こうだからこうしてみましょっか、俗に逆つながりだなんて言いますが、そんなことをあーでもないこーでもない言いながら、ひとつの作品を、1人の人生をつむいでいく作業をとても楽しみながらこの作品と向き合わせていただいております。
まだ多くは語りません。いや、“語りません”というより、“語れません”が正しいかもしれませんですね(笑)。“伊吹裕志”という名前にもある通り、強く高い志を持つ彼がなぜ人間を捨て、般若となる覚悟を決めたのか。「皆さまには最後まで見届けていただこうと思います」。
『放送局占拠』武装集団「妖」リーダー「般若」、素顔明らかに 一同騒然「最後まで見届けていただこうと思います」【コメント全文】
I want to comment
◎Welcome to participate in the discussion, please express your views and exchange your opinions here.
Comments