20日に投開票された参院選で躍進した参政党の神谷宗幣代表が26日、ABCテレビの情報番組「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に生出演。参院選東京選挙区で初当選したさやさんが「核武装が安上がり」などと発言した真意を説明するとともに、自身が置かれた立場の大変さも吐露した。
番組では、お笑いタレントほんこんの「参政党は一丸ですか? 公約と党首や議員の考えが違うのでは?」との疑問を取り上げた。司会のお笑いタレント東野幸治が、7月3日のライブ配信でさやさんが安全保障について「核武装が安上がり」と発言したのに対し、神谷代表は参院選後のテレビ番組で「私はそういう発言はしませんね」と否定したと伝えた。
神谷代表は「この発言を切り取られて『参政党は核武装論なんですか』と言われましたけど、われわれは核の武装についての議論はすべきだけど、国連の条項などもあるので、すぐに保有という形にはなりません」と前置きし「もし彼女はそういうことに言っているのならば、それは私の発言とは違うと、いや党の方針とは違うという言い方をした」と説明。「しっかり後で聞いたら、核武装しようと言ったわけじゃなくて、いろいろな戦車やミサイルやドローンをそろえるよりも、核1つあれば抑止力がぐっと上がるのでコストはかからないよねという意味で言いました」と聞いたという。
東野が「いろんな党員がSNSとかで発言して、『神谷さん、それどうなんですか?』と全部神谷さんのところにいくわけでしょ。大変なんでしょ」とそれぞれに自身の見解を求められる状況を聞かれた神谷代表は「会議では『勘弁してくれ!』とみんなに言ってます」と明かすと、スタジオは爆笑に包まれた。
Comments