
屈強な選手がぶつかり合うラグビーでは、身長が低いと不利に働く局面がある。だが、そんなことをものともしない若き選手がいる。日本代表としてのキャリアを歩み始めた江良颯選手(東京ベイ)だ。
体重差を補って余りある能力
6月28日に東京・秩父宮ラグビー場であったラグビーの強化試合。日本代表はニュージーランドの先住民マオリ系の選手で構成するマオリ・オールブラックスと対戦した。
正式な代表同士のテストマッチではなく、キャップ対象外だったが、日本代表の背番号「2」を初めて付け、フッカーとしてスタメン出場したのが江良選手だった。
身長172センチ。202…
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