インド最高裁は、デリー首都圏のすべての野良犬を保護施設に移すよう命じました。インドでは野良犬によるかみつきや、狂犬病による死亡例が多発しています。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「インドの野良犬対策」を解説します。
Q どれくらいの人が被害に遭っているの?
A 2024年の1年間で約370万件の犬のかみつきがあり、54人が狂犬病の疑いで亡くなりました。
Q どんな人が特に被害を受けているの?
A 子どもや高齢者が特に被害を受けやすいとされています。
Q 最高裁はどんな命令を出したの?
A 最高裁は「問題に対処するため、直ちに対策を講じる必要がある」として、野良犬を保護施設に移すよう命じました。首都ニューデリーや近くのグルガオンなどに、約5000匹の野良犬を収容できる保護施設を8週間以内に作るよう指示しています。
Q 全部の野良犬を捕まえられるの?
A デリーには約100万匹の野良犬がいるとされており、「すべてを捕獲するのは現実的ではない」との声も出ています。
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