インドの高速鉄道にJR東日本が開発中の新型車両「E10系」を導入することで、日印両国が合意する方針であることが分かりました。日本にとっては台湾高速鉄道に続く新幹線車両の輸出となり、インドとの関係強化を図る狙いです。今月にもインドのナレンドラ・モディ首相が日本を訪れ、石破茂首相と会談するとみられます。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「インド高速鉄道に日本の新幹線車両導入」を解説します。
Q インドで建設中の高速鉄道に日本の新幹線が使われるって聞いたよ。どんな計画なの?
A インド西部のムンバイとアーメダバードを約500キロで結ぶ予定の高速鉄道に、日本の新幹線車両「E10系」を導入する計画です。
Q E10系ってなんだっけ。
A E10系はJR東日本が東北新幹線用に開発中の新型車両で、最高時速は320キロを目指しています。
Q 導入はいつごろかな。
A 日印両国は2030年代初頭に、ほぼ同時期にE10系を導入する方向で調整しています。
Q モディ首相は日本に来るの?
A モディ首相は今月29日にも日本を訪れ、石破首相と会談する方向で調整に入っています。国際会議以外での訪日は約7年ぶりです。
Q 石破首相とモディ首相は新幹線を視察するの?
A はい、仙台市で東北新幹線を視察することも検討されています。
Q 新幹線の輸出はよくあるの?
A 日本の新幹線車両の輸出は、2007年開業の台湾高速鉄道などに続く事例となります。
Q インドでは他にも新幹線ができるの?
A インドでは他にも複数の高速鉄道計画があり、E10系の導入をきっかけに新幹線方式が広がる可能性があります。
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