キャリア豊富な両者
第80期は一力遼本因坊の3連覇で終了、本日から第81期である。予選Bの2回戦。加藤充志九段(51)は東京都出身、緑星囲碁学園の故・菊池康郎氏に師事。1990年入段。鈴木歩七段(41)は東京都出身、岩田一九段門下。2001年入段。ともにこれだけのキャリアがあって、なおかつ日本棋院東京本院所属なのに、過去の公式対局が1局だけなのには驚いた。
握って加藤先番。本局は左下隅から順番に左上隅、右上隅、右下隅と定石形で決まりがついた。黒9の両ガカリ以降の定石も最近よく見る。もっとも、白16では22に堅ツギするケースが多いが、白16以下24までの定石も白簡明で、AI(人工知能)出現以降に認知を受けた。
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