俳優・原田龍二の心霊系YouTubeチャンネル「ニンゲンTV」が12日までに、総再生回数1億回を突破。開設5年で大台を記録した。
原田が降魔師・阿部吉宏氏らと日本各地の心霊スポットを巡る体当たり企画が大当たり。俳優で企画物のYouTubeチャンネルを運営し、1億回再生を記録したのは一握りだ。原田は「よく考えると、ちょっとやそっとで到達しない回数だと思うんですよね。今まで続けてきたかいがあったと改めて思いました」と感慨深げだ。
コロナ禍の2020年5月6日に開設。当初は交友関係のある人たちとリモートでお風呂に入る企画を主にしたが、「再生回数が伸びない。対面できないフラストレーションもたまり、僕がアツくなれるものでやりたくなりました」。スタッフと話し合い、幼少期から興味があった心霊系に方向転換した。
週2回新作を投稿。これまで682本の動画を配信し、3本が100万回再生を超えた。北海道から沖縄まで170か所以上を訪問。「怖かった場所はない」とキッパリ答えたが、不思議な体験はしたという。沖縄の某リゾート廃ホテル。突然、原田の目に涙が浮かんだ。「びびって泣くのは生理現象として分かるのですが、悲しくて涙というのは何なんだろうと思いました」と首をかしげた。
週刊文春による4WD不倫から6年。YouTubeチャンネル1億回超を記録し、主演映画「ハオト」(丈監督)も公開中で、充実期を迎えた。「『ハオト』は、幸せとは、平和とは何かを考えてもらう作品。心霊スポットに行くのも、命の重みを考えながらロケをしている。両方を見て、命の尊厳、平和の意味を感じてほしいです」と力を込めた。
心霊系ユーチューバーとしての次の目標は、登録者数30万人。12日時点で29万人を超えたため、あと一息だ。「ある種、命がけなので伸びてほしい」と苦笑いで願った。(水野 佑紀)
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