三宅唱監督の「旅と日々」、ロカルノ国際映画際で最高賞・金豹賞を受賞 ヤング審査員賞も受賞しW受賞の快挙

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 スイスで開催中の「第78回ロカルノ国際映画祭」のインターナショナル・コンペティション部門で16日(日本時間同日)、授賞式が行われ、三宅唱監督の「旅と日々」(11月7日公開)が最高賞にあたる金豹賞を受賞した。日本映画が同賞を受賞するのは2007年の「愛の予感」以来18年ぶり。「旅と日々」はヤング審査員賞も受賞し、W受賞の快挙となった。

 「旅と日々」は行き詰まった脚本家が旅先での出会いをきっかけにほんの少し歩みを進めるロードムービー。主演に韓国の女優シム・ウンギョン、共演に堤真一や河合優実ら。

 三宅監督は「ロカルノ国際映画祭、審査員の皆様、選考委員の皆様、すべてのスタッフ、そしてすべての観客の皆様に心から感謝申し上げます。そしてなにより、この映画に多大なインスピレーションを与えてくださったマンガ家のつげ義春さん、ならびにふたつのマンガの映画化を許諾してくださったつげ正助さんに心から感謝申し上げます。とても驚いています。いい言葉がみつかりません。一緒に働いたすべての俳優、すべてのスタッフの本当に美しい仕事が、このロカルノの地で評価されたことを心から光栄に思います。ぼくらは最高のチームです。この映画をつくるまえ、最悪なことがたくさん起きているこの世界で、一体映画になにができるか、深く悩んでいました。ただ、この映画を撮りはじめて、私は映画そのものに対する愛や信頼、そしてこの世界への愛をふたたび感じることができました。完成した映画を通して、多くの方とそれを共有できるなら、とても幸せです」とコメント。

 ウンギョンは「旅と日々で、李を演じることができて光栄に思います。監督に頼りながらスタッフの皆さんと一緒に旅したゴールがロカルノでとても、とてもうれしいです。審査員の方々、最高です!」と喜んだ。

 河合も「びっくりして声が出ました。三宅唱監督、本当におめでとうございます! 皆で映画を作った道のりのすべて、初めて完成を見た瞬間、ずっと心を奪われ続けたこの作品が冠をいただき、心からうれしいです。関わってくれた全ての方と喜びを分かち合いたいです」と語っている。

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