8月16日、稲垣吾郎がMCをつとめる『ほんとにあった怖い話 夏の特別編 2025』(フジテレビ系)の内容をめぐって、“ある苦情” が寄せられている。
「1999年からスタートしたお盆の恒例特番、通称『ほん怖』。人々が体験した怖い話をもとにしたオムニバスドラマですが、今年は、異色の2時間となったのです」(芸能ジャーナリスト)
今回は、視聴者の声をもとにした歴代名作6本をデジタルリマスター化して特別放送するというプログラムだった。加えて、新作エピソード1本を加えた計7本が披露されたのだが……つまりは6本は再放送だ。
小栗旬や石原さとみ、佐藤健、綾瀬はるかといった名だたる役者が演じた過去作の最後に、いま旬な女優・出口夏希の新作が入っていたのだが、番組のオープニングで「7本立て」ともっともらしくうたっていたこともあり、視聴者から失望と落胆の声がX上にあふれることになった。
《ほん怖 再放送かよ!!フジテレビ もう番組制作費ないんだな》
《制作費なさすぎて背筋凍るレベルやん》
と、いまだ苦境にあるフジの制作費の少なさまで心配されてしまった。
「昨年、25周年スペシャルの際は、新作5本が放送されたんです。名作を一挙にオンエアするのであれば、この25周年スペシャルのときだったのではないでしょうか」(同)
さらに、リアルタイムで見ていた視聴者をガッカリさせたのが、CMについてだった。
《CM多すぎて雰囲気台無し》
《リアルタイムで見るもんじゃない》
《CM入れるタイミングがおかしすぎる》
など、CMの量とともに、気持ちが入る手前で本編が途切れるという進行に対するクレームが散見された。芸能プロ関係者はこれをどう見たのか。
「たとえば、岡田将生さんが出演していた過去作は、CMを入れずに計算すると約15分でした。ところが、いい場面でCMがインサートされ、しかもCMが2分、最大で3分も続いたのです。これでは興ざめしてしまうのも仕方ありません。こうした恐怖をあおる再現ドラマは、いったん気持ちが切れると、見るモチベーションが持続しませんから、批判が出るのも理解できます」
これでは、ますますテレビ離れが進みそうだ。
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