元経産官僚で慶大大学院の岸博幸教授(62)が27日、TBS系「サンデージャポン」(日曜前9・54)に生出演し、参院選に出馬したいきさつを明かした。
番組MCの「爆笑問題」田中裕二から、「毎週のように自民党を批判していたのに、自民党から比例で出馬し、落選した岸さん、お疲れさまでした」とジョークまじりに労われると、「疲れました」と力なくつぶやいた。
自民の公認を得て、比例代表で出馬。党内からの自民改革を訴え、選挙戦では徹底した自民批判を繰り返す独自の選挙戦を展開したが、議席を得ることはできなかった。
天敵のはずの自民から出馬した理由について、「ちょっと言い訳しますと、5月中旬くらいまで出るか出ないかで言うと、7:3で出ない方だった。それが5月下旬に、信頼、尊敬する人から説得されてしまった」と明かした。普段から自民の改革の必要性を訴えており、「自民党、皆さんおっしゃっているようにダメなもんで、中から立て直したい、政策をまともにしたいと」とも告白。「ある意味で自分をかわいがって下さった安倍さんや菅(元)総理、特に菅総理への恩返しになるということで、出るのを決めたんだけど…」とも説明した。
放送プロデューサーのデーブ・スペクター氏からは「政治に詳しい岸さんが想定しなかったですか?自民党の人気が下がっているから、他の政党とかなかったんですか?」と質問された。
岸氏は「当然、他のオプションもありました」としつつ、「自民党を立て直さないとダメだと。政策をまともにできないという意識がありましたので」とも告白。「ホントに選挙活動中も、サンジャポと同じように自民党を批判していました。減税よりちゃんといい効果が出るんだと言っていた」と振り返っていた。
岸博幸教授 “天敵”自民から参院選に出馬したワケ「信頼、尊敬する人から説得されてしまった」
I want to comment
◎Welcome to participate in the discussion, please express your views and exchange your opinions here.
Comments