「あんぱん」一生恋愛しない?“絶対”がつなぐ八木&蘭子の痛み「部屋に豪ちゃんの…」ネット2人芝居堪能

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 女優の今田美桜(28)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月〜土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は19日、第102話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」シリーズなどのヒット作を放ち続ける中園ミホ氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算112作目。国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかし氏と妻・暢さんをモデルに、激動の時代を生き抜いた夫婦を描く。

 第102話は、城ケ崎商事を解雇された柳井のぶ(今田美桜)は、登美子(松嶋菜々子)から励まされる。登美子の様子を報告し、会いに行くよう勧めるものの、柳井嵩(北村匠海)は気が進まない。同じ頃、朝田蘭子(河合優実)は八木信之介(妻夫木聡)から映画評について鋭い指摘をされ…という展開。

 蘭子は「九州コットンセンター」のヒット商品・ビーチサンダルの宣伝文を書き直し。ようやく八木のOKが出た。

 粕谷将暉(田中俊介)は「ここは強調して『絶対』と入れたらどうだろう。『絶対、ビーチの人気者になる』」と提案。蘭子は「私、『絶対』って言葉は使いたくないです。その言葉、ダメなんです」と明かした。

 八木「(雑誌は)もう読んだよ。君の記事にはいつも目を通してる。初めの頃はよかったが、近頃は…」「君は、映画が好きで映画評を書くようになったんだよね。最近の記事は、けなしてばかりいるね」

 蘭子「称賛しても読者の目を引きませんから」

 八木「注目されれば、それでいいのか?独自の視点で、作品そのものを批評するのはいいが、監督や俳優をこき下ろして、楽しいか?」

 蘭子「世間はそういうの喜ぶんです」

 八木「試写室でも粗探しばかりしてるんじゃないか?そんな見方をして、一番不幸になるのは、映画を愛してる君なのに。失礼。気に触ったかな」

 蘭子「いえ。八木さんはどうなんですか?いつもニヒルなことをおっしゃって、誰にも心を開かない、家族も持たない、そんな方に愛とか言われたくありません。失礼します」

 夜、蘭子は柳井家へ。のぶと嵩に八木のことを尋ねた。

 蘭子「人が気にしていることを、グサッと抉るように言いますよね」「ずっと独身なんですか?」

 のぶ「家族はおられたみたいよ」

 嵩「あんまり詳しく聞いたことはないんだけど、大変な思いされたみたいだ」

 蘭子は八木の会社に出向き、頭を下げた。

 蘭子「私、カッとなってしまって」

 八木「いや、お互いに言いたいことが言い合える方が、仕事しやすいよ」

 蘭子「八木さんのこと、何も知らないのに、分かったようなこと言って、すみませんでした。ご家族は戦争で…」

 八木「出征する時、妻と子には、絶対に生きて帰ると約束した。やっとの思いで復員してきたら、2人は福岡の空襲で死んでいた。何のために戦地で生き延びたのか…分からなかったよ。だが、東京へ来て、アキラのような孤児たちに出会って、こんな俺でも、もう一度彼らのために生きてみようと思えたんだ」

 蘭子「私にも…私にも、絶対に生きて帰ると言ってくれた人が、いました」「だから、私、『絶対』っていう言葉使えないんです」

 のぶは蘭子が八木に恋をしていると推測。ちょうど蘭子が現れ「ご心配なく。私は一生恋愛らあはせんので」。辛島健太郎(高橋文哉)がNHKのディレクターとして嵩に仕事を持ってきた。

 SNS上には「八木さんと蘭子…同じ痛みを抱えた者同士、恋愛にならなくても支え合える関係になればいいよね」「絶対を実現した八木さん、絶対を夢見た蘭子」「蘭子ちゃんの部屋には豪ちゃんの半纏(はんてん)が今も」「蘭子ちゃんが豪ちゃんのことを口にするたびに涙が出る。ビーチサンダル、豪ちゃんが下駄の鼻緒を直してくれた日のことを想い出しているのかな」「妻夫木聡と河合優実の2人芝居、ずっと見ていたい。圧倒されっぱなし」などの声が続出。反響を呼んだ。

 同じように戦争に翻弄され、喪失感を抱いていた八木と蘭子。2人の関係は果たして。

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