シンガー・ソングライター、小田和正の2年ぶりの全国アリーナツアー「みんなで自己ベスト‼」の東京公演が6、7の両日、有明アリーナで開催された。全国13カ所を巡る今回、77歳の小田は2023年に自ら打ち立てた国内アーティストによるアリーナツアー史上最年長記録を更新した。
東京公演最終日の7日、盛大な拍手で迎えられた小田はミラーボールがきらめく中、会場1階に設けられた8の字形の花道を歩きながら歌い始めた。高く美しく響く衰え知らずの歌声に導かれるように、観客も合唱を響かせた。
セットリストにはオフコース時代の「言葉にできない」や「Yes―No」をはじめ、ソロで発表した「ラブ・ストーリーは突然に」や「たしかなこと」など人気曲をちりばめた。他にも24年11月にリリースされたアルバム「自己ベスト―3」から「その先にあるもの」や「すべて去りがたき日々」といった新曲も披露。小田の歌声はもちろん、バンドや弦楽四重奏の見事な音色に観客はうっとりと聴き入った。
Comments