参院選ドキュメンタリー「この国の岐路」 期間限定配信中

Date: Category:社会 Views:2016 Comment:0

 日本の岐路はあの選挙だった――。将来そう語られるかもしれない今夏の参院選に迫った選挙ドキュメント「この国の岐路」の配信をスタートした。毎日動画(https://video.mainichi.jp)などから期間限定で無料視聴できる。

 毎日新聞は4月から取材を開始。6月の東京都議選、7月の参院選を取材し、刻々と変わる政治情勢を追いかけた。

 自民党は昨年の衆院選に続いて、劣勢が予想された。作品は、東京選挙区の立候補者や石破茂首相らの街頭演説などを撮影し、その戦いぶりを追った。

 選挙前に「消費税減税」にかじを切った立憲民主、公認を巡るゴタゴタで窮地に陥ったあと、東京選挙区で新人2人の当選を目指した国民民主など政党のリアルな姿も記録した。

 記者の想定しない事態も起きた。選挙戦で、外国人政策に関連した話が急激に増えていったのだ。

 参政党の街頭演説には「日本人ファースト」の主張に危機感を募らせた人たちが足を運び、排外主義を批判する抗議の声を上げる。選挙ではかつて見なかった光景が広がった。

 一方、抗議のためではなく演説を聞きに来た人たちには、政党関係者ではない一般の人も多かった。参政党はなぜ支持を広げたのか。その本質を知ろうと、参加者の声に耳を傾けた。

 7議席を争い、各党がしのぎを削った東京選挙区はこの参院選を象徴する舞台になった。公明党、日本維新の会、共産党、れいわ新選組、再生の道は何を訴えたのか。それぞれの選挙戦の表情も紹介する。

 参院選による審判の結果、日本の政治は多党化時代を迎えた。約80分間に凝縮した作品は、この国の現在地を読み解く鍵になる。

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