
参院選で低迷し、執行部を刷新した日本維新の会は遠藤敬国対委員長を再登板させた。馬場伸幸前代表らのもとで約10年間国対委員長を務め、自民党とも幅広いパイプを持つ遠藤氏の起用には、他党から自民、公明連立政権入りへの布石ではないかと警戒感が出ている。
遠藤氏は20日昼、国会内で記者団に「是々非々に戻して与党とも野党とも距離感を持った国会運営をしていく。維新らしさを目指したい」と意気込んだ。その上で「みなさんがびっくりするような『こんなことが起きてたんか』というのが僕の仕事。期待していただきたい。(各党との調整を)水面下でやります」とも語った。
遠藤氏は維新が国政進出した2012年に初当選した。第2次安倍晋三政権で官房長官を務めた菅義偉元首相と元々親交があったが、15年から維新国対委員長を務めると、…
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