“国民の嫁”秋元真夏 結婚観は待ちの姿勢 乃木坂卒業から2年半「今現在を楽しめてる」30代で変化した気持ち

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 元乃木坂46でタレント・俳優の秋元真夏(32)は、30代に入り年齢を気にすることがなくなったという。アイドル活動に全てを捧げた20代を経て、グループ卒業から約2年半。32回目の誕生日を迎えた20日にフォトブック「淡淡」(あわあわ=幻冬舎)を発売。初挑戦したエッセーで、生い立ちから30代の「今」までを解剖し、将来を考えるうちに自然と浮かんだ「結婚」への考えも赤裸々に記した。「今、すごい幸せ」と芸能活動にも無我夢中でいる、愛称「国民の嫁」に話を聞いた。

 写真もエッセーも自然体を意識した。「最初はどこまで自分をさらけ出そうか迷ってて、最終的に全部出そうって決めた」といい「全部が詰まった名刺的な1冊」に仕上がったと自賛した。

 CAやアナウンサーを夢見ていた高校生が、テレビの世界に惹かれたことから乃木坂46への応募を決意。親の許可なく締め切り直前に履歴書を送付した。そこから11年半もの間、国民的アイドルとして活躍。作中で20代を「予期せぬ過ごし方」と振り返り、アイドルは「天職」だと胸を張る。だからこそ、卒業当時は「寂しさもすごいありました」という。

 「当時はライブにもう一回出てみたいとか、戻りたい気持ちもありました。でも今は、今の乃木坂を応援したい気持ちが強くなってる」。2代目キャプテンは、ファン目線で古巣を優しく見守っている。

 ソロとなり2年半。SNSで当時の映像が流れると「手を止めて見ちゃう」と語る一方、アイドル時代のDVDを肴(さかな)に晩酌する習慣は自然と消失した。「2年半たってみて、迷いとかっていうよりは今現在の形を楽しめてる方が強くて」。バラエティーやドラマなどで忙しいセカンドキャリアに無我夢中となっている。

 アイドルとして駆け抜けた20代から30代となり、一番の変化は「気持ちの面」だという。周りは結婚や出産をする年齢で「30代に入る時の壁みたいなものは感じてて、皆結婚してるなとかはあった」と吐露。「けど、その当時乃木坂だったので。特に年齢は今のところ、気にしなくなった」と笑った。

 今作では結婚観についても赤裸々に記した。秋元は仕事ファーストな姿勢も示しつつ「何か良いタイミングがあれば、お仕事を頑張っている最中に結婚が可能性としてはあるのかなって気がする」と想像する。母が結婚した時期までに、と基準を設けたこともあったが「時間に追われるのが苦手なので、期限を決めずにっていうのが気が楽かな」と焦りも一切ない。

 中高時代は料理部に所属。愛称「国民の嫁」にふさわしい一面も持つ秋元。運命の人には自らアタックするのか聞くと「それはもう待ちますね。基本待ちの姿勢で」と笑った。

 30代もアイドル時代とは異なる「予期せぬ過ごし方」になるに違いない。作中では自身を「安パイが大好き」な性格と表しているが、芸能活動はそれとは正反対という自覚もある。それでも「本当にやりたいことがいっぱい」と目を輝かせる。

 「後輩たちにも格好良い背中を見てほしいって気持ちが強いので、乃木坂46にいた過去は背負っていきたい。安パイが好きと言いつつもやったことないことをやるのは好きなので、バラエティーに出たり演技をさせていただいて、できる範囲で自分の幅を広げたい」

 そんな思いを巡らせる「これから」を語る上で、著書は欠かせない一冊となった。「客観的に自分のことを見るタイプではあるけど、このフォトブックができた時にこういう表情で(自分が)写っていられるんだったら今、すごい幸せで楽しいんだろうなって気がしてるので充実してるなって思います」。本の中の自分自身が、今の秋元の背中を押しているようだ。

 ◇秋元真夏(あきもと・まなつ)1993年8月20日生まれ。埼玉県出身。2011年8月、高校3年時に乃木坂46の1期生としてオーディションに合格し、デビュー。12年9月から23年2月までの約3年半、2代目キャプテンを務め、同2月26日にグループを卒業。約11年半在籍。卒業後はバラエティーやドラマなど幅広く活躍中。24年10月から日本テレビ系「ヒルナンデス!」水曜日シーズンレギュラー。身長156センチ。特技は料理。学生時代は料理部で部長も経験。

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