10代の若者に海外文学の魅力を知ってもらおうと、新たな文学賞「10代がえらぶ海外文学大賞」が創設された。すでに7作のノミネート作品が発表され、9月1日から26日まで、10代に限定して投票を受け付ける。ノミネート作の選考委員の一人で翻訳家の三辺律子さんは「1冊だけでも読んで、面白ければ投票してください。読んでもらいたいと自信がある作品ばかりです」と話している。
賞の対象は2024年に日本で刊行された10代が主人公の海外(翻訳)文学。まず幅広い年代の約300人から寄せられた約500票、計111作から、投票が多かった上位16作と、6人の選考委員による推薦作を加えた計22作を選出。6月末に選考委員による選考会を開き、ノミネート7作品が決定した。大賞を決める2次投票には選考委員は関わらず、特設サイトから10代に投票を呼びかける。
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