
福岡県大刀洗町議会(12人)の百条委員会調査に対して、中山哲志町長(58)=2期目=が5日に百条委運営も対象にする第三者調査委員会を作る方針を示したことで、中山町長と町議会の対立が先鋭化している。兵庫県や静岡県伊東市をはじめ首長と議会の対立は多いが、首長が行政を調べる議会特別委員会への評価を外部調査に委託するのは極めて異例だ。
百条委は12月議会最終日の2024年12月18日、出席議員9人(2人欠席、議長加わらず)のうち8人の起立賛成で設置された。出張費精算で課長級職員の虚偽の宿泊場所申告が発覚したにもかかわらず懲戒処分ではない「訓告」だったことについて、12月議会での町長らの答弁が不十分との判断が引き金になった。
町と議会の緊張は20年1月に初当選した中山町長の1期目から続く。20年8月臨時会で…
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