「そういってもらいたかったから、すごく嬉しい」と笑顔
俳優の松山ケンイチが21日、都内で行われた映画『リンダ リンダ リンダ 4K』公開前夜祭舞台あいさつに登壇者、ファン共に事前告知なしにサプライズで出席した。
2005年に公開され、日本のみならず世界中に多くのファンを持つ青春映画『リンダ リンダ リンダ』が、20年の歳月を経て4Kデジタルリマスター版として全国公開される。本作で松山は、ペ・ドゥナ演じる主人公ソンに告白する槙原裕作を演じたが、この日約20年ぶりに4人で集まったというペ・ドゥナ、前田亜季、香椎由宇、関根史織、そして山下敦弘監督の前にサプライズで登場。劇中で裕作がソンに告白したシーンを再現してみせた。
松山は「20年ぶりにソンに告白しましたが、どうでしたか?」と問うと、山下監督は「OK」と満点回答。ペ・ドゥナも「とても楽しいサプライズでした。あのシーンは私も大好きなので、再現してくださって嬉しかったです」と笑顔を見せる。
改めて松山は「ソンに告白するマッキーという役です」と自身の演じた役を紹介すると「20年前ですが、いまでもあのときの気持ちと変わりなくやりました。左ポケットから手紙を出すのも、覚えていたので、そのままやりました」と自信をのぞかせた。
さらに松山はペ・ドゥナに対して「まだ答えを聞かせてもらっていませんね。20年ぶりの告白です」と返事をペ・ドゥナに求めると「嫌いじゃないけど、好きじゃない」と、劇中さながらに日本語で回答。
松山は「やっぱりそれですね。そういってもらいたかったから、すごく嬉しい」と20年ぶりに振られたにも関わらず満面の笑みを浮かべると、会場は温かい拍手に包まれた。二人のシーンを見ていた前田、香椎、関根も「間近で見られてすごく嬉しい」と興奮気味に語っていた。
松山は「僕にとって初めて『あの映画出ていたね』と言ってもらえた作品」と語ると「20年前の映画ですが、全然懐かしい感じがしない。あのときの青春がずっと続いている感じです」と当時経験したことが、いまでも色濃く自身に染みついていることを語っていた。ENCOUNT編集部
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