神戸女性殺害 後を追いオートロックすり抜けたか 死因は失血死

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女性が倒れていたマンション付近を調べる兵庫県警の捜査員ら=神戸市中央区で2025年8月20日午後10時11分、木山友里亜撮影 拡大
女性が倒れていたマンション付近を調べる兵庫県警の捜査員ら=神戸市中央区で2025年8月20日午後10時11分、木山友里亜撮影

 神戸市中央区のマンションで住人の会社員女性が刃物で刺されて殺害された事件で、女性を襲ったとみられる男性が女性の後を追い、オートロック式の玄関をすり抜けて建物内に入った疑いがあることが兵庫県警への取材で判明した。県警は捜査本部を設置し、現場から立ち去った男性の行方を追っている。

 亡くなったのは、6階に住む保険会社社員の片山恵さん(24)。県警は21日、司法解剖の結果、死因は失血死だったと発表した。左胸など上半身を複数回刺され、腕や手に抵抗した際にできる切り傷もあった。

 片山さんは20日午後7時20分ごろ、マンションのエレベーター内で男性に羽交い締めにされ、刃物で刺されたとみられる。県警捜査1課によると、片山さんがオートロックの玄関を通ってマンションに入った後、扉が閉まらないうちに追いかけていく男性の姿が防犯カメラに記録されていたという。

 事件後に男性が6階から移動するのに使ったとみられる階段で、手すりなど複数箇所に血痕が付着していたことも捜査関係者への取材で判明した。県警は男性が片山さんを殺害後、階段を下りてマンションの玄関に向かい、屋外に出たとみている。

 片山さんはエレベーター内で男性と2人きりだった。内部の様子が表示されるモニターには2人がもみ合いになる様子が映り、住民が女性の叫び声も聞いていた。

 この直後、別の住民が6階のエレベーター前で血を流して倒れている片山さんを発見。片山さんは搬送先の病院で死亡が確認された。【柴山雄太、前田優菜、木山友里亜】

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