「あんぱん」105話目で“おじさんアンパンマン”爆誕!のぶ苦悩&嵩の愛「ついに原型」ネット興奮&涙

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 女優の今田美桜(28)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月〜土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は22日、第105話が放送され、ついに“おじさんアンパンマン”の誕生が描かれた。

 <※以下、ネタバレ有>

 「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」シリーズなどのヒット作を放ち続ける中園ミホ氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算112作目。国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかし氏と妻・暢さんをモデルに、激動の時代を生き抜いた夫婦を描く。

 第105話は、柳井嵩(北村匠海)との近距離別居生活が長引く中、登美子(松嶋菜々子)から嵩の名前の由来を聞いた柳井のぶ(今田美桜)は一人、山へ向かう。頂上へ力強い足取り。大自然の息吹を感じながら嵩のことを思う。一方、嵩は久々に漫画を描き始める。のぶの言葉が脳裏に甦り、たちまち没頭して鉛筆を動かし…という展開。

 登美子は「嵩はああ見えて、頑固なところがあるから」。嵩は柳井清(二宮和也)が中国・河南省にある「嵩山(スウザン)」から命名。柳井千尋(中沢元紀)は海から名づけた。「名前の通り、小さい頃の嵩は一度へそを曲げると、山みたいに動かなかったんです」と明かした。さらに、主婦業に負い目を感じることはないと、のぶを後押しした。

 のぶは山頂に到着。「ヤッホー!」と叫ぶと「手のひらを太陽に」を歌い始める。「嵩ー!ボケー!」――。

 やまびこが嵩に届いたのか。のぶの言葉「嵩さんが本当に描きたいもんは何?」、幼少期に屋村草吉(阿部サダヲ)が焼いたあんぱんが脳裏に甦る。そして、のぶにソフト帽をかぶせる朝田結太郎(加瀬亮)。嵩の鉛筆が走る。何度も描き直し、夜。のぶが帰宅した。

 のぶ「山の空気吸うて、久しぶりに、自分の体が風になるがを感じた。それで、やっと素直に自分と向き合えた。昔、お父ちゃんに言われたが。夢は大きいばあえい。女子(おなご)も遠慮せんと大志を抱きやって。その言葉を胸に、無我夢中で走ってきたつもりやった。でも、うちは…何者にもなれんかった。教師も、代議士の秘書も、会社勤めも、何一つ、やり遂げれんかった。嵩さんの…赤ちゃんを産むこともできんかった。嵩さんは子どもが欲しかったやろうに。うちは…」

 嵩「そんなこと…誰のせいでもないよ。(のぶの手を握り)僕たち夫婦は…これでいいんだよ」

 のぶ「(涙があふれ)けんど…けんど、時々思うがよ。うちは何のために生まれてきたがやろうって。精いっぱい頑張ったつもりやったけど、何者にもなれんかった。そんな自分が情けなくて、世の中に忘れられたような、置き去りにされたような気持ちになるがよ」

 嵩「のぶちゃんは、ずっと誰かのために走ってた。いつもいつも全速力で。のぶちゃんがいなかったら、今の僕はいないよ。のぶちゃんはそのままで、最高だよ」「心配したら、腹が減った。あんぱん、のぶちゃんも食べる?」

 のぶ「うん。(机の絵を見つけ)嵩さん、何描いたが」「たまるかー!この太ったおんちゃん、最高やね。あんぱん配りゆう」

 「この太ったおじさんが、のちに子どもたちに大人気のアンパンマンになるのですが、それはまだ先のお話。ほいたらね!」(語り・林田理沙アナウンサー)

 SNS上には「ついにアンパンマンの原型が」「ついにあんぱんを配るおじさんが」「今日の泣いちゃうわ。のぶー」「アイメイクする前でよかった。いっぱい泣いた」「メイコちゃんがお母さんになったこともつらかったのかな」「神回。たっすいがーの嵩がカッコよかった」「今日で一つ、踏ん切りがついたのね。嵩は本当に描きたいものを描こうと思い、のぶはありのままの自分を受け入れた。静かな神回」などの声。反響を呼んだ。

 25日から第22週「愛するカタチ」に入る。

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