創価大と久保田コーチの運命変えた電話「プロポーズのよう」/後編

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練習前のミーティングで、選手たちに話しかける創価大の久保田満ヘッドコーチ(左端)=東京都八王子市で2025年6月20日、黒詰拓也撮影
練習前のミーティングで、選手たちに話しかける創価大の久保田満ヘッドコーチ(左端)=東京都八王子市で2025年6月20日、黒詰拓也撮影

 箱根駅伝のシード常連校の仲間入りを果たした創価大。そのきっかけは7年前にあった。

 2018年秋、ヘッドコーチの久保田満さん(43)は、大学の幹部から新監督候補について相談を受けた。

 脳裏に浮かんできたのが、実業団時代に縁のあった榎木和貴さん(51)だった。【黒詰拓也】

 創価大駅伝部を長年支えてきた久保田満コーチの指導への思いと部の転換点について、2回に分けて配信します。
 前編:箱根駅伝シード常連の創価大、きっかけは7年前の決断
 後編:創価大と久保田コーチの運命変えた電話「プロポーズのよう」

九州一周駅伝でつながった縁

 久保田さんと榎木さんは、ともに現役時代、旭化成に所属していた。榎木さんが退社すると同時に久保田さんが入社したため、入れ違いだったが、交流はあった。

 久保田さんにとって思い出深いのは、毎秋に開催されていた九州と沖縄、山口の各県対抗の「九州一周駅伝」だ。

 榎木さんは、旭化成と同じ宮崎県内の実業団に選手兼コーチとして移籍したため、久保田さんら旭化成の選手たちとともに宮崎県代表の一員だった。

 久保田さんが入社1年目で、榎木さんが移籍1年目だった04年の大会、宮崎県代表は当初、全区間を旭化成のメンバーで固める方針だった。

 しかし、久保田さんら旭化成の複数の選手が故障したことで、榎木さんもメンバー…

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