全国高校野球選手権大会は第15日の23日、阪神甲子園球場で決勝があり、沖縄尚学が3―1で日大三(西東京)に勝利して、初優勝を果たした。
沖縄尚学・比嘉公也監督の表情は普段とあまり変わらず、ひょうひょうと試合後の取材に応じた。主な談話は次の通り。
沖縄尚学・比嘉公也監督
何か不思議な感じです。まさかというか、狙っていたわけでもないので。自分の時もああ、これで終わりかみたいな。うれしいというより、どこか不思議な感じです。生徒がうれし涙を流しているのを見ると感激というか、こみ上げてくるものがありました。
<過去2度の選抜優勝(1度は選手、1度は監督)をした時との違い>
分かりません。不思議です。
<新垣有絃(ゆいと)投手の成長のポイントは>
どうなんですかね。とにかく立ち上がりが悪いっていうのはちょっとありはしたんですけど、なんか内面から自信みたいなものが出てきたのかなと思います。
ただ、テレビで見ている方からすると、画面越しには不安そうというのもよく言われるので、それはそのまま新垣に伝えて、そう見られないようにとは言いました。
<最後は末吉良丞(りょうすけ)投手に投げさせようと思っていたのか>
新垣が右ふくらはぎをつりかけていたみたいで。(相手の)4番の子が入ってくるボールに強そうだと思って、あそこまでは(右投手の)新垣に頑張ってもらったけど、それ以降は末吉でという感じでした。
<打線の組み替えも功を奏した>
打線を組み替えたことが結果として点につながったことはあると思うんですけど、何番であってもそれぞれの局面で自分がやることを考えて動け、と言っているので。
打順が上がった、下がったと言うよりは自分の立場を考えてやったことが得点につながっている部分はあると思います。
<SNS(交流サイト)などではサッカーの世界的指導者、モウリーニョ氏に似ていると話題になっている>
だいぶ前から、言われことがあります。野球じゃないところでも、沖縄尚学の名前が世界に広がってくれたらいいかなと思います。
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