アマチュア囲碁日本一を決める「第71回全日本アマチュア本因坊決定戦全国大会」(毎日新聞社・日本棋院主催、関西棋院後援、クレスコ・スターツグループ・平田博則メモリアル基金協賛)は24日、東京都千代田区の日本棋院で決勝トーナメントが打たれた。決勝は、名誉アマ本因坊の平岡聡さん(54)と東京代表の斉山天彪(たかとら)さん(23)が対戦。平岡さんが白番5目半勝ちし、4年ぶり6度目の優勝を飾った。
決勝トーナメントには、前日の予選リーグを突破した8人が参加した。決勝は、斉山さんが中盤一時リードする展開となったが、終盤に平岡さんが相手の隙(すき)を突いて逆転。その後も的確な打ち回しを見せて逃げ切った。平岡さんは「2日間楽しく打てた。若い時よりも勝つ確率は低くなっているが、その中で勝てたのは客観的に見て頑張っているなと思う」と話した。【武内亮】
結果は次の通り。(敬称略。左が勝ち。△は先番)
<準々決勝>
平岡聡(招待) 中押し 宅見悠作(招待)△
△斉山天彪(東京) 5目半 小野慎吾(山口)
△小山光晶(東京) 14目半 岡田健斗(愛知)
△夏冰(京都) 5目半 竹田和正(埼玉)
<準決勝>
△平岡 4目半 夏
斉山 6目半 小山△
<3位決定戦>
夏 中押し 小山△
<決勝>
平岡 5目半 斉山△
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