タレントの有吉弘行(51)が初めてNHK大河ドラマに出演する。31日放送の「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」(日曜後8・00)に登場。24日放送の同局の冠番組「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」で撮影に臨む様子が公開され、有吉は「時は来た。それだけだ…」とプロレスラーの故橋本真也さんの名文句を引用して気合をみなぎらせた。
演じるのは服部半蔵。戦国時代に徳川家康に仕えた伊賀忍者の末裔(まつえい)で、松平定信(井上祐貴)から留守の白河藩を任された人物。ある重要な知らせを定信に伝えに行く場面にのみ登場する“ワンポイント出演”となる。
有吉は映画「TRICK劇場版2」(06年)などで役者経験はあった。09年にはNHK「陽炎の辻」で時代劇デビューもしている。同作では詐欺師役で「いつか武士を演じたい…」と話していたが、その願いが届いた形だ。
撮影後には自身の演技を「100点と言うしかないですね」と自画自賛。「まだ今回の番手には納得していない」とボヤきつつ、「この経験を大きな役につなげたい」と役者としての野望をたぎらせている。
今回の大河では、少しの出番で存在感を放つ出演者が多い。餅をつく市民を演じたお笑いコンビ「クールポコ」や、素顔で絵師を演じた鉄拳(53)らが話題になった。大河関係者は「有吉さんの出演もそんな制作スタッフの遊び心の一環。国民的タレントの登場はきっと話題になる」と期待を込める。
ただ別の関係者からは「有吉さんにとっては『…カネオくん』の番宣や、3年連続となる紅白歌合戦の司会者起用に向けた絶好のアピールチャンスと考えているふしがあるのでは…」と“真の狙い”を想像する声も聞こえてくる。実際に有吉も大河出演に関するコメントの中で「カネオくんも日曜日に放送しているので、そちらもぜひご覧ください」とちゃっかり番組をアピールしていた。
有吉弘行 31日に「べらぼう」で初の大河出演 演技は満点も番手には「納得してない」!?
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