<1分で解説>貸金庫窃盗の元行員「UFJを悪く見ないで」 弁済は

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三菱UFJ銀行の看板=東京都千代田区で2019年3月21日、曽根田和久撮影 拡大
三菱UFJ銀行の看板=東京都千代田区で2019年3月21日、曽根田和久撮影

 三菱UFJ銀行の元行員が支店の貸金庫から顧客の金品を盗んだ事件の裁判で、被告は「私のような悪人一人のためにUFJを悪く見ないでください」と謝罪しました。今回は「貸金庫窃盗事件公判で三菱UFJ銀行元行員が謝罪」を解説します。

Q 三菱UFJ銀行の貸金庫からお金が盗まれたって聞いたよ。どんな事件なの?

A 三菱UFJ銀行の支店で、元行員の被告が顧客の貸金庫から金品を盗んだ事件です。被害総額は約3億9000万円とされていますが、被告は「約100人から総額17億~18億円相当を盗んだ」と話しています。

Q どうしてそんなにたくさん盗めたの?

A 被告は、顧客の氏名と被害金額を表計算ソフトのエクセルで管理しながら、長期間にわたって金品を盗んでいたとされています。

Q 事件の動機は何だったの?

A 事件の動機は、外国為替証拠金取引(FX)で生じた損失を補うためだったと検察側は説明しています。被告も「FXや競馬で(お金を)増やす以外にないと思っていました」と認めました。

Q 被告は何にお金を使っていたの?

A 平日はFX、土日はネット競馬をしていたと説明しています。

Q 被告人質問で反省の言葉はあったの?

A 山崎被告は「私のような悪人一人のためにUFJを悪く見ないでください。金融業界への不信感を招き、本当に申し訳ありませんでした」と謝罪しました。

Q 盗んだお金を返す見込みはあるのかな。

A 裁判官に弁済の見込みを聞かれ「ありません」と答えました。

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