戦後80年の今年、作家・山崎豊子(1924~2013年)が日中戦争や第二次世界大戦を題材に執筆した戦争三部作などに関する資料を展示する「山崎豊子パネル展Ⅱ」が9月2~29日、大阪府立中之島図書館(大阪市北区)で開かれる。同館は昨年も山崎の生誕100年に合わせたパネル展を開催したが、今回はそれに続く企画となる。
多様な社会的テーマに挑んだ山崎だが、中でもシベリア抑留を描いた『不毛地帯』、日本と米国のはざまで苦悩する日系2世を描いた『二つの祖国』、中国残留孤児の問題に取り組んだ『大地の子』は戦争三部作と称される。
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