27日午前9時50分ごろ、那須塩原市西岩崎の那須疏水(そすい)公園近くの那珂川で、「長女が川に流された」と父親から110番があった。
那須塩原署員が約10分後に駆けつけると、女児(3)を助けようと川に入った母親が、女児を抱えたまま動けなくなっていた。救助された女児は、意識不明の状態だったが、同署員の心臓マッサージで意識を回復。その後、病院に搬送されたが、命に別条はないとみられる。母親にけがはなかった。
同署によると、女児は家族で川の近くに来ており、ライフジャケットは着ていなかった。同署の荻原寿副署長は「水辺で遊ぶ際は親は子供から目を離さず、ライフジャケットを身につけてほしい」と呼びかけている。【渡辺佳奈子】
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