アメリカのトランプ大統領が、米国旗を燃やしたり冒とくしたりした人を訴追するよう司法長官に指示する大統領令に署名しました。アメリカでは、国旗を燃やす行為が表現の自由として守られてきましたが、今回の大統領令で今後の対応が注目されています。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「米国旗を燃やす行為と大統領令」について解説します。
Q 米国旗を燃やす行為が問題になっているの?
A アメリカの国旗は国の象徴なので、燃やしたり冒とくしたりする行為は多くの人にとって大きな問題としています。
Q トランプ大統領はどんな指示を出したの?
A 国旗を燃やしたり冒とくしたりした人を訴追するよう司法長官に指示する大統領令に署名しました。
Q 国旗を燃やすのは法律で禁止されているのかな。
A アメリカの連邦最高裁は、1989年に国旗を燃やす行為も合衆国憲法修正第1条で守られる表現の自由だと判断しています。
Q 大統領令ではどんなことが書かれているの?
A 「米国旗を冒とくすることは、我が国に対する軽蔑、敵意、暴力の表明だ」と強調しています。
Q トランプ大統領はどう話してるの?
A 大統領令に署名した際、記者団に国旗を燃やすことは「暴動を扇動する」と主張しました。また、個人的な考えとして「国旗を燃やせば1年の収監だ」などと述べました。
Q 外国人が国旗を冒とくした場合はどうなると言ってるの?
A ビザや在留許可の取り消しや国外退去を求めるよう国務長官らに指示しています。
Q トランプ氏は前からこの考えだったの?
A 2016年にも、国旗を燃やす抗議活動に対して拘禁刑や市民権の剥奪を主張していました。
Comments