第81期本因坊戦予選 桑原樹二段-二十五世本因坊治勲 第3局の4

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究極の勝負手不発

 黒7とされ、治勲はハタと困った。間が悪いことに、白8を考慮中に残り時間が5分を切り、1分単位の秒読みに入った。完全に封鎖され、右辺白大石はどうなっているのか。「実戦の黒9に続いて、白42、黒イ、白44とすれば生きはありますが、左辺白が大いに痛み、黒は攻めの効果でいろいろなところに地がつきそう。白が全然ダメです」と蘇九段。

 「おかしかった。やっちゃったか」とボヤキが口をついて出る。白8、10と出切り、さらに、白12の切りから16とノビたのは必死の反撃である。そして、白18のグズミが究極の勝負手。黒19で二子を取られたが、白20の切りに勝負をかけた。

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