静岡県島田市は「地球上でもっとも緑茶を愛する街」を掲げる市のプロモーション施策「島田市緑茶化計画」をコンセプトとした期間限定カフェを9月5日~10月5日、東京都世田谷区下北沢地区の「SHIMOKITA COLLEGE(シモキタ・カレッジ)」内に開設する。若者に人気の街で、市の認知度アップや茶などの販路拡大を図る。
「SHIMOKITA COLLEGE」は2020年12月に開業し、小田急電鉄など3社が共同運営する教育施設。所属や専攻の異なる高校生や大学生、若い社会人ら約120人が寮生として暮らしている。今回の出店に当たっては、事前に寮生14人が島田市を訪れ、市の取り組みを学び、新商品の提案を行った。
期間限定カフェは「SHIMOKI“CHA”RYOKU CHA COLLEGE(シモキチャ・リョクチャカレッジ)」の名称で、冷たい10種類の緑茶や7種類の緑茶ソフトクリーム、緑茶関連商品などを販売。寮生と共同開発した緑茶メニューも提供する。寮生は店舗スタッフとして、島田市の紹介役を務める。
島田市の染谷絹代市長は「市を訪れた寮生たちは、緑茶の味わいに感動していた。味覚はしっかり記憶に残るもの。今度は売り手として、島田市の緑茶を東京の人々にアピールし、ファンを拡大してほしい」と期待している。【藤倉聡子】
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