フジテレビ系報道番組「Live News イット!」(月〜金曜午後3時45分)は28日の放送で、同社が同日、元取締役で前社長の港浩一氏と元専務の大多亮氏に対し、50億円の損害賠償を連帯して支払うよう求める訴訟を起こしたと発表したことを報じた。
番組中盤の午後5時過ぎ、情報キャスターを務める遠藤玲子アナウンサーが「フジテレビは、タレントの中居正広氏と元アナウンサーの女性との間で生じた事案について、港浩一元社長らが取締役として適切な対応を取らず、会社に損害を与えたとして、損害賠償を求める訴訟を提起したと発表しました」と報告した。
遠藤アナはさらに、23年6月に起きた当該事案について、港氏と大多氏が「幹部社員から報告を受けた後、重大な人権侵害がある事案であったにもかかわらず、事実関係を調査するなど、適切な対応を取らなかったとされています」と説明。「このためフジテレビは、港元社長らが、取締役としての善管注意義務を怠り、その結果、会社に損害を与えたとして、損害額の一部にあたる50億円の損害賠償を求める訴えを起こしました」とした。
遠藤アナは同局のコメントも紹介。「フジテレビは人権とコンプライアンスを最重要に掲げながら、本訴訟も含め『再生・改革』に向け、着実に実行してまいります」と読み上げた。
メインキャスターの青井実、宮司愛海アナウンサーはこのタイミングでは、この話題についてコメントはしなかった。
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