「今の会社の退職日VS転職先の入社日」どちらを優先すべき?

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 A子さん(35)は3年間勤務したB社を退職し、C社に転職することにしました。いずれも経理事務の仕事です。A子さんは今の職場に不満はありませんが、家族の事情で通勤時間を短縮する必要が生じました。このため、自宅に近いC社への転職を決意したのです。ところが予想外のことが起きました。

 A子さんは5月下旬にC社の面接を受け、すぐに内定を得ました。C社からは「いつからこちらで働けますか? こちらの希望は7月1日入社ですが、今の会社で引き継ぎもあるでしょうから、7月1日入社が難しそうであれば連絡ください」と言われました。

 A子さんがB社の就業規則を確認すると、「自己都合退職の場合は1カ月前までに申し出ること」と記載がありました。このためすぐに上司に退職の意向を伝えました。

上司の慰留にどう対応?

 上司はA子さんの突然の申し出に驚いたようでした。退職の理由を聞かれたので、「職場の環境や給料などに不満はありませんが、家庭の事情で通勤時間(片道50分)を短縮する必要があります」と正直に伝えました。

 すると、上司から「家に早く帰りたいということですね。定時帰宅で困るのなら、時短勤務ができるよう人事課と調整してみましょう。今、A子さんに抜けられると困ります」と言われました。

 しかし、A子さんは就業時間が短くなることで給料が減るのは困ります。すでに自宅近くのC社から内定をもらっているので、6月30日で退職したいと伝えました。

 上司は「もう次の会社が決まっているのですね。退職の意思が固いことはわかりました。社内で引き継ぎの調整をしてみますので、明日、もう一度話をさせてください」と言います。

 翌日、再度の面談となりました。上司は「6月が部署の繁忙期です。人員の補充はすぐにできません。退職前の有休消化のことも考えると、7月末まで在籍してもらえませんか。転職先に8月1日入社にできないか、ぜひ確認してみてください」と頭を下げられ…

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