スカッとした香りのクラフトジン 特産のホップと青ジソ主原料 福島

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川内村などの四季のエッセンスを凝縮した季節限定ジン=ナチュラディスティル川内村蒸溜所提供 拡大
川内村などの四季のエッセンスを凝縮した季節限定ジン=ナチュラディスティル川内村蒸溜所提供

 福島県川内村で自然の豊かさを生かしたクラフトジンを蒸留している「ナチュラディスティル川内村蒸溜(じょうりゅう)所」(同村上川内町分)が27日、四季のエッセンスを凝縮した「季節限定ジン」の販売を始めた。福島県田村市産のホップと会津の青ジソを主原料に「まだまだ暑い日は続くので、スカッとした香りを堪能してほしい」というこの夏限定の味だ。

 蒸留所は、宇都宮市出身で福島大在学中から川内村の活性化に関わってきた大島草太さん(29)が2024年11月にオープンした。ジン必須の原料ジュニパーベリーに加えて「この素材で造ってみたかった」と川内産のカヤの実を使う。「カヤは成木になるまで300年かかる。それぐらいのスパンで村の暮らしを持続可能にしたい」と願いを込める。

ホップの収穫から1時間以内に仕込みを始めた新作のジンを手にする大島草太さん=福島県川内村上川内町分のナチュラディスティル川内村蒸溜所で2025年8月25日午前10時37分、錦織祐一撮影 拡大
ホップの収穫から1時間以内に仕込みを始めた新作のジンを手にする大島草太さん=福島県川内村上川内町分のナチュラディスティル川内村蒸溜所で2025年8月25日午前10時37分、錦織祐一撮影

 季節限定ジンは、今年2月に信夫山(福島市)名産のユズとフィリピン産のカカオを使ってバレンタインデー向けに仕上げたのに次ぐ第2弾。大島さんは独立前は田村市のクラフトビール醸造所「ホップジャパン」に勤務しており、その縁で蒸留所からも近い田村のホップ栽培農家から調達。「ホップは鮮度が命。収穫してから1時間以内に仕込みを始められるのでフレッシュな香りを出せます」

 2種類のホップ、青ジソ、レモングラスなど6種の原料を別々に蒸留してからブレンドするという、単純計算で6倍の手間をかけた製法。「自分もクラフトビールを醸造してきたのでホップをジンに使いたいという思いがあった。『ホップの香りがするジン』ではなく、ボタニカル全体の調和の中でホップの魅力を引き出す完成度を重視した」と大島さんが胸を張る逸品だ。

 2000本を製造し、500ミリリットル5500円。県内外の酒販店やオンラインショップで販売しており、詳細はサイトへ。【錦織祐一】

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