
「クレーマーには思われたくない。でも……」。東京都内に住む男性(51)はファミリーレストラン「サイゼリヤ」での食事で、もやもやした気持ちになった。
子ども向けのドリンクバーの料金を巡り、店員から注意されたからだ。
店が主張する料金は男性が思っていたよりも200円高い。少額だが、多くの子連れ客が同じ「被害」に遭っているのではと感じた。
意を決して社長宛てに手紙を書いた。
<社員が長年、勘違いしている可能性はありませんか?>
キッズドリンクバーの値段は?
男性が小学校低学年の息子と一緒にサイゼリヤ多摩センター駅前店(東京都多摩市)を訪れたのは7月19日夕方のことだ。
息子の習い事に合わせてサイゼリヤを利用する――。親子で楽しみにしている「習慣」だ。
注文したのは「フォッカチオ」と「キッズドリンクバー」の2品。メニュー表にキッズドリンクバーは小学生以下が対象で100円(税込み)と記載されていた。
「お客様、1人1品注文する必要があります。もう1品頼んでください」
女性店員から突然指摘され、注文が通らなかったことに戸惑った。
「フォッカチオとキッズドリンクバー。既に1人1品頼んでいますよ」
男性が説明しても、店員は食い下がった。「キッズドリンクバーは1品となりません。もう1品頼んでください」
男性が見た限りメニュー表にそうした記載はない。だが、店員はキッズドリンクバーは単品で頼めず、ドリンクバーを単品で注文するには大人向けの300円(税込み)にする必要があると言う。
「ルールなので、守ってください」と続ける店員と押し問答となった。
店員が口にした「勘違い」
納得できなかった男性は、その場でスマートフォンを手に取った。
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