ドジャースや横浜などでプレーした斎藤隆氏(55)が28日放送のNHK「クローズアップ現代」(後7・30)に出演。二刀流復帰したドジャースの大谷翔平投手(31)の“進化と真価”に迫った。
2度のトミージョン手術から、二刀流復帰した大谷について、斎藤氏は「そもそも、2度目のトミージョン手術から、普通に戻ってくることも大変なんですが、進化を遂げて戻ってきたというのが、まず驚いているところですね」と語った。
大谷はここまで6試合に登板。徐々に球数やイニング数を増やしながらメジャーのマウンドを使ってリハビリする姿に「本来であれば、内外からさまざまなことを言われそうなんですが、結果を残している大谷投手。それを力で防いでいるというところが、またまた驚いているところですね」と感心しきりだった。
23年と投手復帰した今季のフォームの違いを身ぶり手ぶりで説明。ノーワインドアップで、体の反動を大きく使った新フォームを「少ない力で全身を使って、少ない力で出力を生む、これが今年の特長」とし、「本当はコントロールしづらくなるんですけれども、彼はそれも難なくクリアしていますね」と解説した。
ドジャースOBでもある斎藤氏が、二刀流で今後ケガをしないためにポイントに挙げたのは、球数だ。「一人のバッターに対していかに球数を減らしていくか、そうすることによってイニングも伸びます。そうすることによって、今度は打席に入った打者・大谷の体力の軽減」になることを指摘。「この先イニング、球数増えていきますので、大谷選手は球数を減らすという一つの大きな課題に集中すべきだと思います」と強調した。
また、ここまで大谷がストレート中心に投球していることにも触れ、「2巡目、3巡目とこれからイニングが増えていくと、バッターと対戦する数が増えていくので、もう少し球種などが増えて、いろんなパターンのアウトの取り方、三振の取り方が見えてくるようになるかと思います」と語った。
斎藤隆氏 マウンドで“リハビリ”の大谷翔平に脱帽「力で防いでいる」今後のポイントに挙げたのは…
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