日本の街の清潔さや、人々の身なりが整った様子に、思わず感心する外国人は少なくありません。念願叶って日本を訪れたメキシコ人男性は、日本人の男性の身だしなみを見て、ある違いに気がついたといいます。男性が注目した意外なこととは、なんだったのでしょうか。
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念願の初訪日を叶えたメキシコ人
メキシコ第2の都市・グアダラハラからやってきた、ダニエル・ミサエルさん。日本を訪れるのは、今回が初めてです。12日間の滞在を予定し、東京や京都、大阪をめぐる計画です。
「日本にはずっと来てみたいなって思っていて、旅行先を考えたとき、一番に候補で出てきたんだ」と、うれしそうに語ります。
最初の1週間は、東京都内で過ごしました。原宿や渋谷、新宿といった都内西側のエリアでは、明治神宮や代々木公園を散策。都会になじんだ自然や、日本独自のファッション文化に触れました。
下町情緒あふれる浅草や、東京スカイツリーがある東側エリアへも足を延ばしたそう。秋葉原ではショッピングを楽しむなど、東京の多様な魅力を満喫しました。
母国と日本の文化の小さな違いに着目
そんなダニエル・ミサエルさんが、滞在中に気になったことを教えてくれました。それは、日本人男性の“ヒゲ事情”です。
「日本ではあまり見かけないんだけど、自分みたいにヒゲは生やさないの? メキシコではみんな生やしているんだよね」
ダニエル・ミサエルさんによると、母国・メキシコでは、成人男性がヒゲを生やすのはごく一般的なスタイルなのだそう。一方、日本では、清潔感を保つための身だしなみのひとつとしてヒゲ剃りが定着しています。ただ、近年は業種や職場によって価値観が多様化し、ヒゲをファッションや自己表現の一部として受け入れる企業も増えています。
そのことを伝えると「そうなんだ。日本ではあまり見かけなかったから、ヒゲを生やしていると、それで外国人ってわかっちゃうのかなって思ったよ。文化の違いなんだね!」と、笑顔と納得の表情を見せてくれました。
これから京都と大阪へ向かうというダニエルさん。残りの滞在でも、日本ならではの文化にたくさん触れ、さまざまな違いを楽しんでほしいですね。
Hint-Pot編集部
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