最高裁勝訴でも続くネット上の「バッシング」 「生活保護の実態わかってない」

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最高裁判決を受け、「勝訴」などと書かれた紙を掲げる原告ら。判決を契機に、インターネット上で生活保護への風当たりが強まっていく=東京都千代田区で6月27日、吉田航太撮影
最高裁判決を受け、「勝訴」などと書かれた紙を掲げる原告ら。判決を契機に、インターネット上で生活保護への風当たりが強まっていく=東京都千代田区で6月27日、吉田航太撮影

 とにかく容赦がない。攻撃的で、感情的で。生活保護を巡るインターネットの書き込みは、眺めているだけで気がめいる。6月末、政府が生活保護費を減額したのは違法とする最高裁判決が出たころから、よく見かけるようになった。いわゆる「生活保護バッシング」だろう。「攻撃」は止められないのか。

 「働けるのに働かない人がいるから納得いかない」「元気いっぱいで高そうな車に乗ってる人とかいる」「不正や腐敗の温床」「酒、タバコ、パチンコ、競馬。働いている側からすればやってられない」「国民年金より生保が上。働いたら負け」「衣食住を現物支給にするならば納得できる」「外国人に支給するのは違法」……。挙げればキリがない状態だ。

 6月27日以降、ニュース配信サイト「ヤフーニュース」のコメント欄や交流サイト(SNS)に出回ったコメントだ。最高裁はこの日、2013~15年に実施された生活保護費の減額を巡り、最大10%減額した厚生労働省の措置を違法とする判決を言い渡した。なぜ勝訴した側がたたかれるのか。

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