日本維新の会の前原誠司共同代表は5日の党役員会で、7月の参院選の結果を受けて引責辞任する考えを表明した。岩谷良平幹事長、阿部司総務会長、漆間譲司国対委員長も辞意を示した。
維新は参院選で7議席を獲得し、目標の「改選6議席以上」をかろうじて達成した。ただ、比例票は前回の約784万票から約437万票に減らした。前原氏は「目標として低かったという指摘もあるし、結果として芳しくなかった。人心を一新して、もう一度挙党態勢を作ることが大事だ」と説明した。
吉村洋文代表は5日の記者会見で、前原氏らの辞表を受け取ったことを明かし、執行部で辞意を表明しなかった青柳仁士政調会長についても「役職を解くと本人に伝えた」と述べた。前原氏の後任に関しては「国会議員団の選挙で選ぶべきだ」と語った。前原氏の後任には藤田文武前幹事長が有力視されており、8日に共同代表選が行われる見通し。【園部仁史、富美月】
Comments