自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けて6月に解散した旧安倍派(清和政策研究会)は5日、かつて所属していた国会議員らが国会内で集まり、派閥解散に関する報告会を開いた。関係者によると、解散時に残っていた政治資金約2億3000万円を党本部に寄付した。
旧安倍派は福田赳夫元首相が1979年に創設した「清和会」が源流。安倍晋三元首相の出身派閥で、憲政史上最長となった第2次安倍政権下で勢力を拡大し、解散決定時には96人が所属するなど党内の最大派閥として影響力を誇ってきた。
裏金事件では当時の会計責任者が政治資金規正法違反(虚偽記載)で有罪判決が確定。今年6月に総務相へ政治団体の解散届を提出し、正式に解散していた。【遠藤修平】
Comments