7月の参院選では、新聞やテレビなどのメディアが「ファクトチェック」と呼ばれる取り組みを積極的に発信し、昨年の衆院選の5倍超に急増しました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「選挙とファクトチェック」を解説します。
Q ファクトチェックってどんなことをするの?
A ファクトチェックは、新聞やテレビなどのメディアが、選挙などで広まる情報が本当かどうかを調べて、正しいか間違っているかを伝える活動です。
Q どうして選挙の時にファクトチェックが増えたの?
A 新聞やテレビはこれまで、選挙の「公平・中立」への配慮から、候補者を巡る問題の報道を抑える傾向にありました。しかし、2024年11月の兵庫県知事選などではデマや中傷がインターネットで拡散したとされ、選挙期間中も積極的に報じることになりました。
Q ファクトチェックの記事はどれくらい増えたのかな。
A NPO「ファクトチェック・イニシアティブ(FIJ)」の集計によると、今回の参院選期間中には、ファクトチェックの記事が183件も発信され、昨年の衆院選の5倍を超えました。
Q ファクトチェックの記事はどんな内容が多いの?
A 具体的な政党や団体名に触れたものが全体の半分強の93件を占め、最も多かったのが参政党の45件でした。
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