第107回全国高校野球選手権大会が5日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕した。
創成館(長崎)―小松大谷(石川)の開幕試合に先立ち、球場上空からヘリコプターで始球式用の白球をグラウンドに投下する際、トラブルで投下に時間を要するアクシデントがあった。
開幕試合前に始球式のボールをヘリコプターからマウンドを目がけて投下するのは恒例となっている。
観客が見守る中、グラウンドにヘリコプターが近づいたが、白球を投下することなく上空を通り過ぎた。何らかのアクシデントがあったとみられる。
中継した朝日放送テレビの映像によると、投下すべきタイミングでうまく投げ下ろせなかった模様だ。
観客からは「もう一回コール」と手拍子が起こった。再びヘリコプターがグラウンドに近づくと、今度は白球を無事投下。白球は浜風に流され左中間に「着陸」し、球場は拍手で盛り上がった。【下河辺果歩】
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