会津で一行を待つ挑戦者
対局前日、一行は東京駅に集合したが、そこに藤沢の姿はなく、鶴ケ城の記念撮影から合流した。「今まで、大阪や名古屋の対局で前乗りしたことはありますが、タイトル戦の前乗りは初めて。温泉に入って、お部屋で夕食を食べて、のんびり過ごせました」と、藤沢は語った。
藤沢は白82のノゾキに12分費やして方針を定め、白84の逃げは2分だった。
「白84は、里菜さんらしからぬ強引な手。参考図(1)、白1と外からあおるほうが黒の打ち方が難しかった。黒4とコウに仕掛けるのは黒の負担も大きいので、黒4ではaと頭を出す相場、これならば長期戦でした」と、林八段。
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