名人戦終わって思うこと
藤井聡太名人―永瀬拓矢九段の名人戦七番勝負は、藤井名人の4勝1敗(2千日手)で幕を閉じた。いくつか思うことがあったので記す。
一つ目は戦型の偏り。内訳は6局が角換わり、1局が矢倉だった。第4局と第5局は特に象徴的で、千日手局、指し直し局が全て角換わり。正直言って筆者は「もうお腹(なか)いっぱい」と思ってしまった。相掛かり、横歩取り、雁木(がんぎ)など他の相居飛車戦も楽しみたかったというのが率直な感想。
二つ目は、2日目の休憩時間に用意される両対局者の食事について。第2局から軽食ではなく、昼食と同様に本格的なメニューの注文が可能になった。この件は永瀬が強く要望したという。
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