整った街並みや公共マナーの良さ、丁寧なサービスなど、日本人のきめ細やかさに多くの外国人観光客が感動しています。初めて日本を訪れたオーストラリア人カップルは、滞在中に母国との違いをいくつも実感しました。なかでも1番驚いたのは、日本では日常生活に溶け込む当たり前の光景。いったい、なんだったのでしょうか。
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「少し違うところに行こうと日本にした」
初めて日本を訪れていたオーストラリア人のウィルさんとアッシュさん。2週間の滞在で、京都と大阪を訪問した後、旅の最後の都市として東京を満喫している最中です。
「私たちの周りの人たちは、ヨーロッパやバリ島に行く人たちが多くて、少し違うところに行こうということで日本にしたの」とアッシュさん。
すでに観光してきた京都と大阪では、母国とはまったく異なる街並みや文化を感じた様子のふたり。ウィルさんは「大阪は道頓堀の近くに泊まったから、ストリートフードもいろいろ楽しめたよ。大阪が一番好きだったかも」と、すっかり気に入ったようです。
タクシー運転手まで「きちんとした格好」に驚き
そんなふたりが、日本に来て一番に感じた母国との違いは、すべてにおいて整然としている点でした。
「オーストラリアと違うところは、もう何もかもという感じ。家に入るのに、僕たちは靴を脱がないし……。あと、例えばタクシー運転手さんでさえも、とてもきちんとした格好をしているよね」
日本では、多くのタクシー会社で指定の制服を着用するといった服装の規定が設けられています。一方で、オーストラリアや欧米では、制服やスーツを着用しているケースは少なく、Tシャツやポロシャツ姿の運転手も珍しくありません。
「オーストラリアではもっとくだけている感じなの。日本はすべてにおいてきっちりしているなって」
多くの外国人観光客が称賛する街の清潔さや日本の街全体に漂う秩序は、安心感や日本人のおもてなし精神が根底にあるのかもしれません。残りの旅も、日本の魅力を存分に満喫してほしいですね。
Hint-Pot編集部
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