ユニホームはあの社会人強豪そっくり 初出場の叡明 夏の甲子園

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【昌平-叡明】埼玉大会で初優勝を決め、満面の笑みで応援席に駆け寄る叡明の選手たち=県営大宮公園野球場で2025年7月27日、橋本政明撮影 拡大
【昌平-叡明】埼玉大会で初優勝を決め、満面の笑みで応援席に駆け寄る叡明の選手たち=県営大宮公園野球場で2025年7月27日、橋本政明撮影

 第107回全国高校野球選手権大会は第3日の7日、1回戦があり、春夏初出場の叡明(埼玉)は津田学園(三重)と対戦する。

 叡明は縁あって、社会人野球の強豪チームに似せたデザインのユニホームを着用する。そして、初戦の対戦相手にも不思議な巡り合わせがあった。

 上下グレーのユニホームの胸には、紺色を白で囲った「EIMEI」の学校名が刻まれている。

 字の大きさや字体まで、今夏の都市対抗野球で節目の50回目の出場となる日本通運(さいたま市)のユニホームにそっくりだ。

 2020年8月からチームを率いる中村要監督(51)は現役時代、日本通運で中軸打者として活躍した。現役選手を引退後は浦和学院(埼玉)のコーチを経て、叡明の監督に就いた。

叡明のモデルとなった社会人野球・日本通運のユニホーム=東京ドームで2021年12月4日、滝川大貴撮影 拡大
叡明のモデルとなった社会人野球・日本通運のユニホーム=東京ドームで2021年12月4日、滝川大貴撮影

 現ユニホームは就任2年目ごろに変更したという。元々は白を基調に青色の縦じまのデザインだったが、中村監督は「これは日通のユニホームです。自分で考えて誰にも何にも言わずに勝手に変えちゃいました。独断です」と笑う。

 1959年に旧校名の小松原として開校し、同時に創部された野球部は長く甲子園に届かなかったが、今春の埼玉大会で準優勝し、関東大会にも初出場。今夏は群雄割拠の埼玉で頂点に立った。

 そして、たどり着いた甲子園。初戦でぶつかる津田学園を率いる佐川竜朗監督(47)は、日本通運時代のチームメートで、ともに外野手としてプレーした後輩だ。

 「運命だと思います。日通のみなさんも、楽しみにしてくれると思います」

対戦が決まった叡明の根本和真主将(右)と津田学園の恵土湊暉主将=大阪市北区で2025年8月3日(代表撮影) 拡大
対戦が決まった叡明の根本和真主将(右)と津田学園の恵土湊暉主将=大阪市北区で2025年8月3日(代表撮影)

 今春のセンバツ大会は春夏初出場の浦和実が4強入りし、旋風を巻き起こした。再び、埼玉勢の快進撃はなるか。

 中村監督は「過去には香川の英明さんに間違われてしまうこともあったので、今回、一生懸命やって埼玉にも叡明があることを知ってもらえたらと思います」と意気込む。【長宗拓弥】

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